腰痛の85%は心理的ストレスに問題がある
腰が痛くなって病院や整形外科に行っても原因が分からないと言われたご経験はありませんか?
それはそのはずで腰痛の原因の85%は非特異的腰痛と言われ
レントゲンを撮っても「異常なし」と言われることがほとんどです。
反対に原因が特定できるものがどういうものかというと
骨折、ガン、感染症などの特異的腰痛といわれるものになります。
では腰痛の85%の原因がなにかというと
心理的ストレスが問題になります。
ここでいう心理的ストレスとは
・職場の人間関係や過度な仕事量
・家庭での不満
・夫婦関係
などがあります。
心理的ストレスがかかると脳内にある「ドーパミン」と言われる神経伝達物質の放出が低下します。
そうすると痛みを軽減してくれる効果のある幸せホルモンの「セロトニン」の分泌量が
減って痛みになってしまうのです。
まとめると腰痛の原因の大半は、心理的ストレスにあって
いくらレントゲンを撮って原因をはっきりさせても意味はなく
ストレスを軽減する方法を試すことが腰痛の改善への近道になります。
ギックリ腰にどうしてなってしまうのか
ギックリ腰の正式名称は急性腰痛症といいます。
どういう症状かというとその名の通りいきなり腰が痛くなることをいいます。
ギックリ腰は何の前触れもなく急に痛みが出ることが多いです。
どうして急に痛くなってしまうのかというとそれまでの腰への負担の蓄積が問題になっているのです。
蓄積として挙げられるのは
・反り腰や猫背などでどの姿勢をしていても腰に負担がかかっている
・睡眠の質が悪いことで損傷された筋肉の回復が追い付いていない
・気温の低下や冷房などの冷えで腰を冷やしてしまっている
・筋肉に必要なタンパク質やビタミンなどの栄養が不足している
などがギックリ腰の人を見ていて多いと感じます。
ですので、まとめると急に腰が悪くなったから出るのではなくて
普段の生活の蓄積が問題になっていることがほとんどです。
ギックリ腰になったり、予防したいなという方は
是非ご自身の生活を見直してみてください。
腰痛と反り腰の対策
腰痛と反り腰が関係するというのは良く聞くかと思います。
反り腰は、S字で出来ている背骨の腰椎の前弯(反り)が強くなることを言います。
反り腰になって腰が反ってしまうと立っているだけでも腰に負担がかかります。
そも負担が蓄積した結果として腰痛が出てしまうのです。
●反り腰になってしまう原因
①筋肉の硬さ
腰を反らしてしまうのは、筋肉が硬くなることが関係します。
その代表的な筋肉が腸腰筋です。
大腰筋と腸骨筋を合わせて腸腰筋といいます。
分かりやすく言うと
大腰筋は腰の骨から太ももの骨に付いていて
腸骨筋は骨盤の内側から太ももの骨に付いている筋肉です。
ですので、これらの筋肉が硬くなってしまい
縮んでしまうと骨盤が前傾して反り腰になります。
日常生活でどうしたら腸腰筋が硬くなってしまうのかというと
長時間座っていることが多いとなりやすいです。
対策としては歩くときに少し大股で歩くといいです。
理由は普段よりも少し大股で歩くと必ず股関節を上げないといけないので自然と硬くなっている腸腰筋を使うことになります。
それが結果として腸腰筋の硬さの改善が出来て
反り腰がなくなり腰痛の改善につながります。
坐骨神経痛とは?
腰が痛いだけではなく
・足がしびれがある
・足に力が入りづらい
・長時間立ってられない、歩けない
といった症状をお持ちではありませんか?
それは坐骨神経痛のサインかもしれません。
坐骨神経痛とは、症状のことを指します。
よく病名として認識されている方もみえますが、症状として扱われます。
坐骨神経痛がどういったものかというと
坐骨神経という腰から足まで通っている太い神経がどこかで圧迫されることによって出てくる症状です。
ひどくなると日常生活に支障が出てしまいます。
足に力が入りづらくなり長時間立ってられなくなったり、歩いていて途中で休憩したくなったりなどひどくなると日常生活に支障をきたしてしまうので早めに対処することが大切です。
腰痛が繰り返されてしまうのは腰が問題ではなく、腰痛を繰り返させてしまっている生活が問題である
よくギックリ腰になって痛みを繰り返しますよとか
繰り返してしまう不安がある方がいらっしゃいます。
それは痛みを起こしてしまっている腰に問題があるのではなく
腰痛を引き起こしてしまっている生活に問題があるからなんです。
腰痛を改善するためにするためにストレッチをしたり
マッサージも確かに大事な場合もありますが
大半は痛みを引き起こしてしまう生活に問題があります。
例えば
・たいして熱くないのに冷房で体を冷やしていないか
・物を持つときの体幹の使い方
・普段の姿勢が悪くなっている瞬間がある か など
原因は様々なので
腰痛を繰りかえしてしまう方は
生活に問題がないか
を振り返ってみてください。
腰痛が出ているときは体を動かしていた方がいいか、動かさない方がいいか
答えは簡単で
腰痛が出ているときは体を動かしてい方がいいです。
その理由としては老化をイメージしていただきたいのですが
よく老化して体が硬くなったということを聞きます。
それは老化して体が硬くなったからではなく
老化したと思って体を動かさないからどんどん硬くなってしまうのです。
人間というのは、筋肉を動かすにしても血液やリンパ液を循環させるときにしても
考えるときなどの何をするにしても常に動き続けているものであって
自然な現象なので止まった瞬間
終わりを意味します。
川を流れる水も止まったら濁ってしまうし
動物も止まった瞬間死を迎えるのと同じで
万物は常に流転しています。
これらに沿って行くと腰痛が出たから動かさないようにするというよりかは
腰痛が出ているけど体が硬くなってしまい
もっとひどくならないように
いつも通りに普通に動かしていこうというのが
一番いいと僕は思います。